老後を支える3つの柱 ①公的年金制度 ~老齢年金編~

あなたは老後の資金の備え、何かしていますか?

今日は老後を支える3つの柱の1つ、公的年金制度について見ていきたいと思います。

国民年金保険料を払うと損?

厚生労働省の調べによると、「平成28年7月末現在の国民年金保険料納付率」はなんと57.9%!!

思ったより低くないでしょうか。

確かに老後の公的年金の受取額は減り、現役世代が払う年金保険料は増えています。

夫がサラリーマン、妻が専業主婦で40年加入していた場合でも、将来的には月15万円程度になるとの試算もあり、
もはや老後のお金を公的年金だけで賄うことは、難しくなってきました。

そして、年金が受け取ることができる年齢は、現在30代の方ならば65歳よりもっと後の可能性も出てきました。

アメリカやドイツなど欧米諸国では、すでに67歳に段階的に引き上げられることが決定している国も出てきています。

「将来年金もらえないかもしれないから払うと損」と思う人もいるかもしれません。

 しかし、国民年金保険料を納付しなくても、年金のためのお金をあなたは消費税等で納めています。
なのに、国民年金保険料を納付していなければ、もらえないのです。

そして、これまでと同じく公的年金が「老後を支える柱の一つ」であることは変わりありませんし、公的年金は老後の資金を
受け取るだけのものでもありません。

では、詳しく見ていきましょう!

公的年金(老齢基礎年金・老齢厚生年金)とは

公的年金は、賦課方式(自分の支払った保険料は現在の高齢者の年金の財源に使われるシステム)です。

年金受け取りは終身。
つまり、受け取れる権利が発生した後は、生存している限りずっと受取ることができます。

しかし、自分で請求しなければ受け取ることができません。
これは覚えておいてくださいね。

国民年金の種別について

ではみなさんは自分が、国民年金第何号被保険者か知っていますか?

国民年金の種別と保険料
第一号被保険者-20歳から60歳未満の自営業者や学生、フリーランス等
2017年4月より 国民年金保険料 月額16,490円

第二号被保険者ー会社員や公務員
標準報酬月額および標準賞与額×18.182%の額を企業と労使折半(2017年8月まで 2017年9月からは18.3%で固定)

第三号被保険者ー第二号被保険者の20歳以上60歳未満の被扶養配偶者(年収130万円未満の配偶者)
保険料不要

 

種別により異なる年金

もらえる公的年金の種類

第一号・第三号      国民年金(老齢基礎年金)

第二号          国民年金(老齢基礎年金)+厚生年金(老齢厚生年金)

 

もらえる公的年金額

■もらえる公的年金額■
☆国民年金(老齢基礎年金)
779,300円(満額年間1人分の額)×保険料納付済期間月数/480ヶ月(40年)  64,941円/月(H29 4月より)

☆厚生年金(老齢厚生年金)

221,277円/月
【平均標準報酬(賞与も含む月額換算】42.8万円の夫が40年会社に勤め、妻がずっと専業主婦だった場合 (夫婦2人分の老齢基礎年金も含む)



公的年金の受給資格

■公的年金の受給資格■

☆国民年金(老齢基礎年金)
20歳~60歳の間に原則として10年以上の受給資格期間を満たせば、65歳から受給できる。
*2017年8月から受給資格期間が25年→10年に短縮

☆厚生年金(老齢厚生年金)
昭和36年4月2日以降に生まれた方の場合

・老齢基礎年金を受けるのに必要な受給資格期間を満たしている
*2017年8月から受給資格期間が25年→10年に短縮

・厚生年金の被保険者期間が1か月以上ある

 

受給資格期間=保険料納付済期間+保険料免除期間+合算対象期間

*保険料納付済期間-第一号から第三号被保険者のいずれかとして、保険料を納めた期間

*保険料免除期間-保険料免除制度・若年者納付猶予制度・学生納付特例制度・失業により特例免除を受けている期間

*合算対象期間(カラ期間)-任意加入できたのに任意加入しなかった期間
(例)
・日本人であって海外に移住していた期間のうち国民年金に任意加入しなかった期間
・平成3年3月までの学生(夜間制、通信制を除き、年金法上に規定された学校を含む)であって国民年金に任意加入しなかった期間等
・会社員や公務員の配偶者で、昭和36年4月から昭和61年3月までの間に国民年金に任意加入しなかった期間   等

 

以上は公的年金の役割の中の1つ、老齢年金部分のお話でした。

公的年金には3つの役割があります。老後にもらえるお金だけが、年金保険料を払うことで受けられるメリットではないんです。

では他の役割は何かおわかりになりますか?これについてはまた次回お話しします!

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