前回「老後を支える3つの柱」のうち、1つ目の柱として公的年金について2回にわたり、お送りしました。
今回は2つ目の柱をお送りしたいと思います。
この2つ目の柱は、「企業年金」です

企業年金とは
企業年金
・「退職年金」といわれる場合あり
・会社勤めをされている方のみあるもの
企業年金の種類
企業年金の種類は、以下のようなものがあります。
会社によって異なり、1つもしくは併用されている場合もあります。
①確定給付企業年金(DB)
企業が将来受けとれる給付額をあらかじめ確定している企業年金制度
これについて詳しくはコチラ
②企業型確定拠出年金(企業型DC)
会社が掛金を出し、従業員自身が運用する確定拠出年金制度
これについて詳しくはコチラ
③退職一時金
規定があれば、会社から退職時にもらえる一括してもらえる退職金制度
・ある意味給料の後払いとも言える。
・長年務めた労働期間への功労金という見方もできる。
・定年直前の方は、受取見込み額を会社に問い合わせておくとよい
④厚生年金基金
①と同様、これも確定給付型の企業年金制度
・単独または複数の企業で設立した厚生年金基金が、老齢厚生年金の一部を国に代わって代行し、基金独自の加算部分を上乗せすることにより、手厚い給付を可能にするもの。
⑤中小企業退職金共済
単独では退職金制度を持つことができない中小企業のための退職金準備制度
・加入可能な中小企業の範囲は、「資本金の額または出資の総額」と「常時使用する従業員数」のどちらかを充たすもの。
・掛金事業者負担で、従業員ごとに掛金を設定。
・掛金納付月数により給付額が算定される。
・一時金または分割払い(5年または10年)が可能。
・管理・運用・給付は中退共(独立行政法人 勤労者退職金共済機構機構)が行う。
これについて詳しくはコチラ
社員手帳などの退職金規定が書かれたところを見ると、退職金支給について規定されています。
早いうちから、会社の退職金がいつ、どんな種類のものが、どの割合で、どのような形式(一括or分割)で、
どのくらいもらえるのかを一度確認してみるといいかもしれません。
自営業やフリーランスの方はこの柱がないので、その分他で補填する必要があると言えます。