初心者にもやさしい?!今からでも遅くないつみたてNISA

前回の記事で、概要について触れたつみたてNISAについて、ご検討されている方もいらっしゃるかと思います。

この制度は、iDeCoのように老後の為の資産形成に限定されておらず、教育費を貯めたい方や、老後が近い50代の方などもご活用いただける制度です。
「つみたてNISAの概要を知りたい」という方は前回の記事へどうぞ。

つみたてNISAをはじめるのもはじめないのもあなたの自由です。
「自分はずっと預貯金だけでいい」というのであればそれでも構いません。
でも、あなたが少しでも投資に興味を持ち、つみたてNISAをしようか迷っておられるのなら、今が決断の時かもしれません!

投資のお勉強もかねて少額からはじめてみてはどうでしょうか。どうしても無理だと思えば、いつでもお金を引き出すことは可能です。

やはり話を聞いて理解するのと、自分で経験するのとは全然違います。

今回は、つみたてNISA口座を作る前に、気になると思われる点について挙げてみました。
 

◆つみたてNISAは初心者でもはじめやすいって本当?

投資について知識があまりない方にとっては、最初の設定に時間を要することは嫌になってしまう素ですよね。
また、投資というとある程度お金を持っていないとできないというイメージから、自分にはできないと思い込んでしまうことも。

でも、そんな悩みをお持ちの方でも利用できるように、つみたてNISAは考えられているんです。

⑴金融商品が選びやすい

日本の家計金融資産は、日本銀行の2016年末の調べでは、
現金・預金 51.7%
保険・年金 28.7%
株式・投信 14.9%
となっています。

だからこそ政府はなんとか現金・預金から投資へ資産を回してほしい。その対策として打ち出した1つがつみたてNISAです。
 
つみたてNISAの金融商品(投資信託・ETF)はかなり選別されていて、「長期・積立・分散投資」に適したものばかりが揃っています。

つまり、投資初心者にとってよい商品を見つけ出すのは大変なので、国がある程度選別してくれていることは大変ありがたいですよね。
 金融庁が選んだつみたてNISA対象商品

日本には、約6000本もの投資信託があります。
しかし、今回金融庁の基準を達成した投資信託は、2018年2月2日現在144本(インデックス126本/アクティブ15本/ETF3本)。

いかに厳しい基準をクリアしたものであるかが、お分かりいただけると思います。

【金融庁が出した基準の一部】
・投資信託を買った時にかかる販売手数料が無料
・運用してもらう手数料として支払う信託報酬の額も一定割合以下に
・契約期間は長期20年以上もしくは無期限のもの
・毎月分配型ではない(複利運用できる)

 
⑵口座維持に手数料はかからない
口座維持手数料などはつみたてNISAではかかりません。また金融商品を買う時にかかることがある販売手数料もとられません。

⑶少額からでもOK
つみたてNISA口座で積み立てられるのは年間40万円まで。月々になおすと約3万3千円ほどになります。

しかし、毎月こんなに積立てるお金がないと思われる方は、もっと少ない積立額でもOKなんです。
ネット証券なら引落方法にもよりますが、100円から可能なところもあります。
 
積立投資なので、頻繁に見ていなくてもOK
 決まった時に決まった金額だけ勝手に積み立てられていくので、年1回か数年に1回くらいリバランスは必要ですが、毎日毎日トレーダーのように画面に張り付く必要はありません。
だから、一般の方でも無理なくできますね。
 
いつでも引き出しOK
これから教育資金等がかかり、急にお金が必要になることもあるかもしれません。
iDeCoとは違い、60歳まで引き出せないなどの制限がないので、万が一の時は金融商品を売ってお金を引き出すこともできます。
ただ数年で引き出してしまうとそんなに増えていなかったり、場合によっては損する場合もあるので、その点は注意が必要です。 

◆金融機関選びの際に重要な事!

つみたてNISAを始めるには、まずは証券会社で証券口座、もしくは銀行で総合口座を作る必要があります。
それができればつみたてNISA口座を開設することが可能です。

この際の金融機関の選び方ですが、以下の2点を考慮して選んでみてください。

①取扱いの金融商品の品揃え
金融機関によって取り扱っている投資信託が異なります。
各社のホームページにて取り扱われている金融商品が、掲載されているので、ご参考になさってください。

②自分のニーズに合っている
自分にとって必要なサービスが充実しているかどうかも重要な要素です。

・窓口でしっかり話を聞きたい人→店舗のある金融機関へ
・支払いをクレジットカードでしたい人→それに対応している金融機関へ
・スマートフォンから取引したい人→ネット証券だと対応のところが多い
・毎月積立ではなく毎日積立をしたい→楽天証券では可能   etc.


◆口座開設にはどのくらいかかるの?

つみたてNISA口座開設には、申込み書の提出の他に金融機関での手続きの他に税務署での審査等があり、1か月近くかかります。

また、投資信託の積立設定をする日付によっては、初回買付日までさらに1ヶ月くらいかかることもあります。つまり、積立が開始するまでは2ヶ月近く要します。
はじめるなら早めに手続きしましょう。
流れはこのような感じになります。


 

◆一般口座からNISA口座もしくはNISA口座からつみたてNISA口座に移管はできる?

以前から一般口座で投資信託を持っていた方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、一般口座で買った投資信託をつみたてNISA口座に移すことはできません。
つみたて
NISA口座でどうしても買いたい場合には、いったん一般口座の金融商品を売却して現金化し、新たにつみたてNISA口座で買い直すしかありません。
今まで投資済みのお金ではなく、新たに預貯金を使って投資をしてほしいという政府のねらいがここに反映されていますね。
 


また、NISA口座で投資信託をすでに買っている方は、つみたてNISA口座との併用はできないため、どちらか選択することになります。年ごとにどちらを選択するかの変更は可能です。
既に保有しているNISA口座の金融商品については、つみたてNISAに変更しても、最長5年間非課税で保有できますが、つみたてNISA口座へNISA口座の金融商品を移管することはできません。 


 以上つみたてNISA口座を作る前に、気になると思われる点について挙げてみました。